飲食店は開業件数が多い反面、廃業率が最も高い業種
厚生労働省の調査によると、飲食店の数は、調査開始時の昭和60年には既に140万件を超えており、平成12年に1544720件に到達してピークを迎え、それからも140万件を切ることなく高い数値を維持しています。また、新規開業の件数も約16万件と、高くなっています。最新の調査(平成29年度)でも、飲食店の総件数が1420182件、新規開業が166105件になっています。
飲食店開業のためには、免許取得のために少なくとも1~2年かかる調理師免許は必要なく、1~2日の講習を受ければ資格が取得できる、食品衛生責任者や防火管理者の資格があればよく、その他所定の届け出をすればよいため、簡単に開業できてしまうのが理由であると考えられます。
一方で、廃業件数も同様に高いという現状があります。平成29年度の廃業件数は168327件となっており、新規開業件数を超えています。過去のデータを見ても、新規開業と廃業の件数は、廃業の方が少し多い状態が続いています。個人で簡単に開業できてしまう反面、先を見通して十分な準備をするのが難しいということが考えられます。
飲食店を開業するにあたっては、この事実は無視できない重要な事実です。
今井会計事務所では、独立して飲食店を経営しようと考えている方へのお手伝いを通して、夢への一歩をしっかりと踏み出していただけるように支援させていただきます。中央区、日本橋を中心に、一都三県の地域の飲食店開業に関するご相談を承っております。飲食店を開業するに際して、何かお困りの際には、お気軽に当事務所までご相談ください。